メインでヒューゲルを使っているのですが、チャーが多い、起伏が激しいなど斜線が通りにくく厳しいステージの、おもにエリア向けに持ち換えようとエクカスのギアを組みました。
イカの文章では調べればわかる程度の略称はそのまま使用し、ギアパワー表記はこの記事では57表記を使用します。
概要
エクスプロッシャーはナーフを食らったブキで、ver.4.5.0.でインク消費量が従来から30%増えました。これによりインクタンク満タンの状態からメイン効率系ギアなしで射撃できる回数が8回となり、最低でも2確ブキであるエクスの扱いはさらに難しくなりました。
エクスプロッシャーカスタムのブキセットはポイセン・スフィアで、ほかの長射程ブキと比較したこのブキの長所はチャージャーやスピナーが手の出しようのない壁裏や高台上への曲射性能でしょう。ポイントセンサーを壁裏にいる敵につけることでチャーやスピナーが手を出しづらい敵を牽制できますし、エリアの抑えに入る時も高台の敵にポイセンをつけることでエイムの補助になります。爆風で攻撃し、曲射が得意なので現環境に多いキャンピングシェルターも決して不得意な相手ではありません。このような利点はインク効率の悪さとDPSの低さ、エイムの難しさをおいても担ぐ価値のある、エクスプロッシャーにしかできないものです。
今回のギアはポイントセンサーを駆使した抑えの補助性能の高さに注目し、抑えの最前線から少し下がった場所から味方の前線ブキを支援する場面、またエリア管理と敵との塗り合いを想定しています。イカでは各ギアパワーの採用理由と立ち回りのポイントについて書きます。
各ギアパワーについて
・メインインク効率アップ 19
エクスのギアなしでの最大射撃数は8回ですが、19積みによりこの回数が3回増えて11回になります。なるべく増やしたいところだと思いますが、ほかのギアパワーを考えればこのあたりが限界のように思います。
・サブインク効率アップ 9
これについてはなるべくあまりのギアスペでインク消費を少なくし、メインの射撃を妨げないようにする目的があります。しかしポイントセンサーとメインとのシナジーはたいへん強力なので、積極的に投げていきたいサブです。主に壁裏(アロワナエリア横高台に立ちながら敵左通路へ、モズク中央広場、海女美敵高台入り口の塗れない壁裏など)に投げて曲射の補助、逃げる敵に対して投げて前線ブキに処理を託す、発見したローラーやフデ、ボールドなどの裏取りブキにつけておくといった使い道があります。
・イカ速10
エクスは味方に飛ぶタイプのブキではなく、基本均衡状態では敵から手出しされにくい高台を渡り歩き継続的に射撃を行うのが強い動きです。となると前線ブキの味方に飛ぶより自分で歩いてポジションに戻った方が早い場合が多いのですが、エクスプロッシャーは重量級ブキであるためイカ速が遅く、復帰時間が長くなります。イカ速は重いブキではより少ないギアパワーで効果を発揮するので、これにより復帰時間を早め、かつ接近されてスフィアが貯まっていなかった場合の逃走やポジション移動にも出遅れないようになります。
・メイン性能アップ 13
エクスのメイン性能は塗り性能アップですが、このメイン性能アップの採用理由は着弾地点の塗りというよりむしろ弾が飛んでいく軌跡の塗りを広くする効果に着目しています。自分で使ってみた感想ですが13積むことで作った進路を進みやすくなるくらいの太さになり、前述したようにスフィアが貯まっていない状態で敵に接近されたり、ポジション移動をしたりする場合の進路作りを容易にします。
・スーパージャンプ時間短縮、敵インク影響軽減 3
あるのとないのとでは大きく違うギアふたつです。爆減はジェッパ撃墜がこのブキではとても難しいので役割対象ではないと判断し採用を見送っています。また安全靴はエクス同士の対面を想定して採用していますが、エクスのメインに対しては爆減は効果がないのでそのような理由でも爆減を採用していません。
立ち回り・戦場をコントロール
エクスと比較したエクカスの強みをスフィアに求める人もいますが、私としてはポイントセンサーだと思います。というのも、エクスというメインの強みは塗りの強さもさることながら、普通の長射程ブキでは射線が通らず届かない場所への一方的な攻撃にもあるからです。壁裏・高台へも曲射で圧がかけられますし、現在環境に多いキャンピングシェルターに対しても爆風で攻撃ができます。
これらの場面にエイムを補助することができるのがポイントセンサーです。前述したとおり敵がよく来る壁裏、代表的なところではアロワナのエリア左高台に立ちながら敵の左通路に投げたり、モズクの中央壁下から壁向こうに投げたりします。またBバスやザトウのように抑えの際に高台に向けて曲射することが求められるステージで上に向けて投げる場面も考えられます。
そのほか、キャンピングシェルターはパージした傘の裏表を駆使し隠れながら戦うブキですが、ここに投げつけることでどこにいるのか把握することができ対面したときのアドバンテージがとれます。しかしながら同じ高さレベルにいると曲射が難しく厳しい相手ではあるので、基本的にキャンプを相手にするときにはキャンプより高い位置から射撃することを心掛けたいところです。
エクスの立ち回り的に最前線ではなく少し引いた場所にいることが多いかと思いますが、そういった場所で多く遭遇するのがボールドやフデ、ローラーによる裏取りです。こういったブキを発見次第センサーをつけて前線ブキに裏取りを知らせることもできます。また、エクスは連射間隔が遅いながら最低2確ブキである都合上あと一発で逃げられてしまう場合もあります。こういった相手にセンサーを付け、近くにいる味方に処理を託す使い方もできます。他にも高台にいる長射程にセンサーを付けて味方のブラスターやダイナモの射撃の補助をしたり、味方の戦線の脇から攻撃しようとする敵の存在を知らせる動きもできます。
このようにポイセンを駆使し攻撃し、時に味方に敵の位置を知らせることがエクカスの大きな役割のひとつです。某FPSでいう偵察兵のような立ち回りですね。
他にも味方の対面に横からちょっかいをかけ、敵の足元を塗って逃げられなくするという立ち回りもあります。敵インクの上でもスライドできるマニュには刺さりづらいですが、安全靴が少な目のスピナーやシューターに対してよく刺さります。敵の傘の裏から一発入れておくのもよいでしょう。
またちょくちょく追記します。