ハイドラントカスタムのヤグラ用ギアです。
以下の文章は調べればわかる程度の一般的略語を使用し、ギアパワーは視認性を優先し3.9表記を用います。
◇概要
汎用、ということですが、後述するようにヤグラに乗る立ち回りを想定したギアです。
ハイカスがヤグラに乗らないほうが強いチョウザメ造船やモズク農園、ガラス屋根上で敵長射程と対面することが多い都合上歩いている時間が長いデボン海洋博物館等は別のギアを採用したほうがいいです。
また、ステージの特性上チャージャーが増えるタチウオパーキング、モンガラキャンプ場のエリアにおいても役立つ場面があるかと思います。
というのも、このギアではヒト速をある程度切って安全靴を1.0採用しています。
ハイカスはヤグラに乗り得る長射程ブキのなかでは、サブのトラップをヤグラ上に設置することにより足元の確保がしやすいですが、長いチャージ時間の関係で一度トラップが発動した後、再設置をしていない状態で相手に足場を塗られると厳しくなるため、安全靴で敵インク上での機動力を確保しヤグラの上で射撃をしやすくする狙いがあります。
またチャージャーがいない編成においては最長射程になる関係上、敵のチャージャーと対面しなければいけない場面がどうしても出てきます。敵のチャージャーが外した弾で一直線上に足元を塗られながらカウンターで射撃する局面においても安全靴による機動力の確保は役に立ちます。
以下、各ギアパワーの解説です。
◇メイン性能アップ1.1
ハイカスのメイン性能アップギアの効果はダメージアップです。1.2積むことによって半チャのダメージが3発で99.9ダメージとなり、疑似3確が得られます。このギアにおいては1.1にとどめていますが、それでも99.6ダメージになります。敵インク上で受ける0.02ダメージの差はほぼ誤差ということもあり、0.1ぶん別のギアパワーに回す調整になりました。
疑似3確調整はハイカスに不用意に接近してくる機動力自慢の短射程ブキに刺さることが多いです。トラップのダメージ(近爆風45ダメ、遠爆風35ダメ)と併用するとローラーにも勝てる局面があります。
◇安全靴1.0
概要に書いた通りの目的による採用です。
かつてはメイン性能アップで余った0.1のスペースに採用していましたが、トラップ起動後の足元の確保に困ったのでメイン1個分採用した結果、かなり使いやすかったです。
スプスピ・バレルとヒト速の強化が入り、スピナー同士で対面する場面が多い昨今、機動力で優る相手に対して足元を塗られながら、足元塗りの弱いハイカスの有効射程ぎりぎりまで退き撃ちする際にもメイン1個分で得られる機動力は大いに役立ちます。
◇対物攻撃力アップ
ここはプレイスタイルによってステジャンと選択だと思います。
私は基本的に前線ジャンプはしないので、ステジャンは切ってスフィアやナイスダマに対して役割の持てる対物を採用しています。対物をつけることによってナイスダマのアーマーに対しては1.1倍、スフィアに対しては1.3倍のダメージを与えることができます。
環境に蔓延るナイスダマですが、スピナーはすでにアーマーへのダメージ40%減の補正となっているので、ハイカスは一人でアーマーを割る役割というより、どちらかというと逃げのナイスダマに対する味方のアーマー割りをサポートする役割になります。
スフィアに関しても素では同じ40%減の補正ですが、対物を積むことで体感ではフルチャージをしっかり当てるとスフィアを割ることに加えて中のイカを倒すこともできます。スフィアの無敵に恃んで突貫してくる敵や、遠くの味方がスフィアに追われている際にスフィア割りをサポートすることもできます。
しかしよく勘違いされますが、シェルター種の傘本体に対しては対物の補正がかかりません。傘に対するダメージは30%減の補正なので、傘を剥ぐのは補正の大きいチャージャーや竹、またチャクチのブキに任せたほうがよいかもしれません。
◇爆風ダメージ軽減・改0.1
長射程の定番、爆減0.1です。0.1積むことによってジェットパックの近爆風2発を耐えることができます。
ハイカス以前に長射程ブキの役割のひとつとして、ジェッパ撃墜があります。リッターと違いハイカスはジェットパックより射程が短いので、こちらに気付かれている状態だと撃たれながらジェッパを狙うということになります。このとき爆減によって、直撃が当てられないタイプのジェッパに対しては時間的猶予を得ることができます。
また、ハイカスの弱点として、足元塗りが弱く機動力がないという点においてロボムやマルミサによる事故死が多くなります。こういった事故に対するお守り、またいざというときのゴリ押しにも役立ちます。
◇イカダッシュ速度アップ0.1
徒歩で前線に向かうことの多いハイカスに役立つギアです。イカ速ギアによる速度上昇量は重いブキほど大きいので、0.1程度でも足が速くなったのが体感できます。この量は余りのヒト速と相談になります。
◇ヒト移動速度アップ0.6
余りのスペースにはスピナーの必須ギアであるヒト速を積んでいます。ヒト速を3.9積んだとしてもハイドラ系統はヒト速0のスプスピ系統に射撃中の移動速度で勝てないので、差別化ポイントとしてここのヒト速をある程度切ってイカ速にしたり、スパ短を積んだりするのもよいと思います。
ここでヒト速が少なめになっている都合上(57表記で18なので)、金網の上の移動が多いモズクやマンタ、アジフライ、ガラス屋根を移動するデボンはやり辛いので、それらのステージでは安全靴1.0を切ってヒト速にしています。
以上です。
機動力で優るスプスピ・バレルが環境に蔓延っているのでなかなかハイドラ系統が生き辛くなってきていますが、トラップを持っているのでヤグラに乗りやすい・火力が高いという差別化点を生かして立ち回っていきたいところです。