今回はカムバック型ケルビンギアの一例をご紹介します。
はじめに
当ギア解説では、主に下記について解説します。
1.当ギア構成根拠
2.当ギアの立ち回り、意識すべきこと
一般論ですが、各ギアにはそれぞれの強みがあり、それを活かす立ち回りも同時に理解しなければ宝(ギア)の持ち腐れになります。
本解説で、ギア構成だけでなくしっかりとそのポテンシャルを引き出せるよう立ち回りも一緒に理解しましょう。
1.ギア構成根拠
①ケルビンとカムバの相性について
そもそものお話です。
結論、良いか悪いかで言えば良いです。
なぜならスペシャルがナイスダマという万能の強スペシャルだからですね(単純)
ちなみにカムバを積んだからといって劇的にスペシャル回転率が上がるわけではありません。ただ、溜めたい時に非常に溜めやすくなるのが強いというギアです。
皆さん、そもそもカムバって何のためのギアだと考えていらっしゃいますでしょうか。
これにはもう答えがあります。「人それぞれの考えがある」なんて綺麗事なしの模範解答です。
結論、カムバは打開を補助するギアです。
カムバの性質を考えたらそこまで難しい話ではありませんね。スペ増/インク効率上昇効果を貰って打開時のスペシャルが溜まりやすくなる≒打開成功率を上げることに繋げます。
今作ケルビンの強みは打開の方法を選べることにあります(メイン打開orスペシャル打開)。ここが前作ケルデコと決定的に違う強みであり、カムバと相性が良いことに繋がります(この部分がケルビンと当ギア構成を使う上で一番大事なところですので、後述の立ち回り解説で詳しくお話します)
②カムバ以外のメインギアについて
その他のメインギアはゾンビ/ステジャンで決まりです。これはもはや決定事項であり、ゾンビ/ステジャンのないケルビンならカムバは活きづらいと考えてください。このブキでゆっくりスペシャルを溜めてる暇などなく、最速で前線に戻って溜めるくらいの気合いを見せましょう。それでようやくケルビンのカムバは意味を成します。
ゾンビ/ステジャンなしのケルビンがスペシャルなんて溜めようとしたら、溜めてる間に味方がどんどんデスしていきます。そんな経験ありませんか?
スクスロのように炭酸ボムがあればそれなりにゲーム関与しつつスペシャルを溜められますが、ケルビンはなかなか同じようにはいかないということを理解しましょう。
ということで、メインギアはカムバを積む以上、ゾンビ/ステジャンで決まりです。この掟を破れば勝率を捨てることになり、それはつまり味方負担になるということです。
③サブギアについて
ゾンビ0.4(メインギアと合わせれば1.4)、スパ短0.1は必須級で、それ以外の余り0.4は自由枠になります。
本ギア構成は一例で、その余りをインク回復0.2/イカ速0.1/ゾンビ0.1に割いています。これはエリアで使うことを想定した構成で、インク回復0.2がミソです。
打開をカムバで補い、抑えをインク回復で補うイメージです。
ケルビンは基本的に1ムーブでインクタンクを空にしながら戦うためインク回復と非常に相性が良く、シールドスライドの回転率を上げることはエリアという強ポジを維持し抑え続けるルールをより安定して戦えることに繋がります。
2.立ち回り、意識すべきこと
①打開時に、打開方法を選ぶ
たまに勘違いをしているプレイヤーがいるので念のため言及しておきますが、カムバを積んだからと言って無理にスペシャルを溜める必要はありません。
もちろんスペシャルが溜まることに越したことはないのですが、味方と合わせる上で間に合わないことも多々あります。その際は、自分はメインサブで打開に参加しましょう。
ここまでは一般論です。
ここからはケルビンというブキに着目しながら話します。
前作ケルデコはスペシャルがイカスフィアという打開で使い物にならないスペシャルを持っていたため、打開時はメインとサブでこじ開けるしかありませんでした(ここがケルデコの一番難しいところでした)
一方で、今作ケルビンはナイスダマを貰ったことにより、打開時にスペシャルを溜める意味が出てきました。
この、打開時にメイン打開かスペシャル打開かを選べるようになったのが今作ケルビンの最大の強みだと考えています。選択肢の多さは勝ち筋の多さに直結し、すなわち今作ケルビンは前作のそれよりも勝ちやすいブキになっています。
そして、その選択肢を多く保てるよう補助してくれるのがカムバということですね。そういう意味ではカムバは今作ケルビンのポテンシャルを引き出すのに適したギアだと言えます。
ただ、大事なことなのでもう一度言いますが、無理にスペシャルを溜める必要はありません。あくまでスペシャル打開は選択肢の一つであるという認識を持って柔軟に判断しましょう。カムバはインク効率/インク回復量も上げてくれるため、メインサブでの打開にも一役買ってくれます。
②優先順位は「スペシャルを溜める<味方に合わせる」(これはこのゲームの一般論になります)
上記の①でも言及しましたが、打開で大切なのはスペシャルを溜めること<味方に合わせることです。もちろん両立できるに越したことはありません。
このゲームのレート戦は細かい意思疎通が図れない、かつランダムマッチなので、味方が自分に合わせてくれることに期待してはいけません。それで負けてどれだけ味方批判をしようと上述のレート戦の性質上味方の動きは変えられません。変えられるのは自分の動きだけです。つまり、自分が味方に合わせるしかないのです。
極論、エリアにひたすら突っ込んで死ぬ味方がいるなら、勝ち筋はそいつに合わせて一緒に突っ込んでワンチャンもぎ取るしかありません。
「こいつ死にすぎ!いつまで経っても打開できなかった!」と愚痴りながら負けるのは簡単で、誰にでもできます(みんなが通る道です)
ここで味方批判に走るのではなく、そんな味方を引いた時にでも勝てる方法を模索できるプレーヤーが更に上のレートへと進んでいくのです。割と苦行ですが、勝ちたいならそうするしかありません。
わかりやすくするために極端な例を挙げましたが、要は味方に自分を活かしてもらうのを期待するのではなく、逆に自分が味方を活かす立ち回りをすることが大事ということです。味方運に頼るのではなく、再現性のある勝ちを実現する上での鉄則です。これは他のゲームにも通じます。
ケルビンを使っていても同様に、一つの戦い方に固執するのではなく、前作より増えた引き出しをしっかりと理解し、編成や戦況、味方の動きに合わせて立ち回りましょう。きっとカムバというギアはあなたのその選択を手助けしてくれるはずです。
最後に
とんでもなく長く語ってしまいました。正直なところ、カムバが一番活きるルールはエリアだと考えています。他ルールであれば現状ゾンビガン積みの方が活きる場面は多そう。
ケルビンに関しては他のギア構成もいくつか投稿しておりますので、そちらもご覧頂いてご自身に一番合ったギア構成を見つけてみてくださいね。
それでは皆さま、よきケルビンライフを!